いつも整形外科に通っている母が驚いて帰ってきました。

血圧が180超えている!

というのです。

150代くらいまでならそうそう驚かない私ですが、流石に180となれば何かあるかもしれないので
循環器内科の受診を勧めました。

そこで栄養療法について考えてみました。

まずは受診!

高血圧の原因はよくわからないと言われています。

重大な病気のリスクを除外するためにはやはり受診するのが一番大切です。

体の状態がどうなっているのかわかっていないと栄養療法でも
正しいアプローチができません。

薬は嫌だと言って受診しないことはかえって大きなリスクを放置する結果になりますので
まずは受診をお勧めします。

受診時の血圧は150台でした!

患者さんは上の(収縮期)血圧ばかり気にして
下の(拡張期)血圧は忘れている事が多いです。

下の血圧もかなり重要で、栄養学的には酸化ストレスをみたりする上でとても重要です。

150台ならまだ少し高めでしたので、やはり薬の処方がありました。

とりあえず1錠は多いので半錠〜4/1錠で服用を始めたのですが、
体がしんどいらしく体調がかえって悪くなりました。

その時点でとりあえず薬は中止です。

薬が体に合わなかったからといって薬を中止するだけではなんの意味もありません。
血圧が高いリスクを受け入れることになります。

そこで生活の見直しです。!

食生活の見直し

80歳も超えている母ですのでストレスが溜まるような社会生活ではありません。

まずは食生活です。

毎朝、楽しみにしている1杯のコーヒーです。
この歳になって楽しみにしているコーヒーをやめさせることは良くないと思い、
デカフェにかえることにしました。

年齢的にもまだまだこれからという患者さんにはカフェインはやめてもらいます。

コーヒーにはメリットよりデメリットの方が大きいです。

http://amazing-place.net/頑張らなくていいのに/
コーヒーのデメリットについては前回のブログにあります。

カフェイン全般に言えることなのでコーヒーに限ったことではありません。

紅茶も、緑茶、ウーロン茶、ジャスミン茶もそうです。

ここでコーヒーを紅茶に変えても同じです。

幸い母はカフェインの入った飲みものは朝のコーヒー一杯だけでしたので、カフェインを排除するのに苦労はありませんでした。

もう一つ以前より気になる事がありました。

コーヒーに入れていたライスミルクです。

牛乳はカルシウムパラドックスを起こしやすいので避けていました。年齢的にも骨粗鬆症ですし、軽い不整脈もあります。

牛乳を取る事でかえってカルシウム不足になることを避けたかったからです。

豆乳もサポニンなど体に負担してかけてしまうので避けてライスミルクを使っていました。

このライスミルクにはひまわり油が入っていましてこれが紅花油についで、炎症系に働く油の仲間です。

リノール酸が70%ちかく含まれています。

熱調理をすれば、神経毒となる物質を合成してしまい認知機能の低下を招いてしまう恐れがあります。
また、リノール酸が多い油では寿命が縮んでしまうという報告もあります。

油は細胞膜を作る大切な材料ですから、柔軟な働きのためには不飽和脂肪酸(α-リノレン酸)を取る必要があります。

飽和脂肪酸は妊娠や体を守るため(炎症を起こして傷の修復や免疫機能に働きかける)には絶対に必要ですが、現代人は飽和脂肪酸を取りすぎる傾向にあるため不飽和脂肪酸を心がけてとる必要が出てきます。

サラダ油など含まれるもの(ヒドロキシネオナール)が加齢臭の元になるとも言われていますので要注意です。
ヒドロキシネオナールはサラダ油が生産される過程で産生してしまうので、
商品として並んでいる時点ですでに入っているものです。

余談にはなりますが、加齢臭を気にされるのであればサラダ油は使わない方がいいですね!

話を元に戻すとライスミルクのひまわり油は細胞膜の柔軟性を失わせる可能性があるので
古いゴムホースのように血管を固くして血管の抵抗性を高めてしまい結果的に血圧をあげてしまいます。

細かいことをチェックすれば色々ありますが、86歳という年齢を考えると
どう幸せに生きるかというのも重要なポイントとなります。

やめるべきもの!

生活習慣の見直しでやめるべきものがあります。

栄養療法では何をたすのかではなくて、何をやめるのか!がポイントになります。

今回のようにまずはやめるべきものの洗い出し」が大切です。

カフェインとリノール酸リッチの油の可能性が高かったのでまずはそれを中止しました。

腸内環境を荒らすような食べ物や高脂肪食はあまりとっていなかったので
食事に関してはそのままです。

ストレスがかかるようなことも洗い出しました。

次に足りていないものを考えます。

何を足せばいい?

抗炎症に働く油が少ないことは感じていました。

できるだけω3系の油を取るようにはしていましたが、
なかなか食事から思うようには取れないものです。

ここで薬をすすめました。

サプリメントでもEPAはありますが、水銀の心配がありましたので
EPAの薬を使うことにしました。

EPAとは
エイコサペンタエン酸→ω3の油が代謝を受けるとEPAになります。
代謝の過程でビタミンB群が使われますので、B群が不足していると
EPAとしての効果が出ない場合もあります。

EPAの薬は市販薬としても販売されています。

不飽和脂肪酸は細胞膜の流動性を高めます。

細胞に入れていいものと悪いものをしっかり区別できるようになります。

ですので不飽和脂肪酸を取ることはとても大切になってきます。

他にいろいろたすべき栄養素はありますが、
いっぺんに飲むことは難しいので、まずはEPAだけで様子をみることにしました

今の状態

薬は体に合わなかったのでほとんど飲みませんでした。

2週間後再受診の時の血圧は120台/70台 でちょっと低いくらいに下がっていました。

やめるべきものをやめて、必要なものを足しただけです。

母の場合はっきりと結果が出ました。

結局薬の処方はなくなりました。

先日少し風邪っぽいらしく、薬の代わりにビタミンCを3gほど飲んだようです。
その後ひどくなることもなくスッキリとしたようです。

母の場合はカフェインと飽和脂肪酸を止めるだけで改善しました。

これが全ての人に当てはまるわけではありません。

生活習慣病の原因はその人自身の生活習慣にあります。

血圧が高いからといって薬を一生飲み続ける必要もありません。
が、薬を飲まない選択をするのであれば
血圧が上がらないような生活習慣を送る必要があります。

そうでないと、血圧が高いためのリスクを背負いこむことになります。

薬はリスクがありますが、必要なこともあります。
飲まない選択をするのであれば違うお手当が必要になります。

決してほったらかしにはしないように気をつけましょう。

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