高齢者によく処方される漢方の一つに【芍薬甘草湯】があります。

この漢方は足がつる時や筋肉が痛む時に処方されます。

漢方薬ですし、対処療法になります。

なぜ足がつりやすくなるのかを考えて見ました。

胃腸機能の低下!

高齢者の栄養について考えてみましょう。

高齢者でけでなく胃腸機能が弱っている場合
タンパク質や脂質をうまく消化できなくて、胃もたれや胸焼けなどの不快症状が現れます。

そうなると食べやすくてすぐにエネルギーに帰ることのできる炭水化物を
多く取るようになってしまいます。

中高年になると揚げ物やお肉は欲しくなくなるのは歳のせいではなくて
胃腸機能の衰えによるものです。

長寿の方の食事をみると、お肉をよく食べてますが
お肉が長寿の鍵ではなくてお肉を消化吸収できる胃腸機能がポイントになります。

お肉はあまり食べたくない!のは胃腸機能低下のサインであり
すでに未病の領域に入っています。

胃腸機能が低下しているとどうしても炭水化物、麺類やパンに食事が傾きやすくなります。

さらに炭水化物中心の食事ではタンパク質から合成される消化酵素が作られにくくなるので
さらに胃腸機能の低下を招きます。

炭水化物中心の食生活に大きなヒントがあるのです。

新型栄養失調!

昔の栄養失調といえば、食べるものがなくて栄養不足から起こるものでしたが、
現代では偏った食事(好きなものだけを食べる)からくることで発症します。

炭水化物中心の食生活はこの新型栄養失調に近いものがあるのです。

特定のものを多く摂取することで、それを代謝するための栄養素が枯渇してしまうのです。

今では脚気という病気はないとされていますので、お医者さんも診断の候補にあげることもありません。

しかし隠れ脚気かもしれない症状を起こしている患者さんは多くいます。

高齢者に限ったことではありません。

乳幼児にも起こりました。

お水を飲ますよりイオン飲料の方が体に良いと考え与えた結果
脚気の症状が出てしまいました。

イオン飲料の成分は炭水化物と同じ糖類です。

過剰に取った糖類を代謝するために必要ビタミンB1が欠乏して脚気の症状が現れました。

体に良いと思って取った結果、違う栄養素の不足を起こして病気になってしまうのです。

食べ物にはメリットデメリットの両面があります。

この食材が〇〇に良い!!!

という情報は鵜呑みにするべきではないのです。

個人の体の状態によってはデメリットしかないこともありますし、
体調が変わればメリットになる可能性もあります。

自分の体にあっているのかどうかを判断するのはとても難しいです。

その判断はプロに任せることもできますし、自分で勉強することもできます。
自分で勉強できる講座があります!

テレビ番組で【この食事で〇〇が改善した!】
と検証していますが、改善しなかった例やもっと数値が悪くなった例は挙げられていません。

よくなった例だけをたった数人だけあげています。

それでは信憑性にかけます。

またスポンサーの意向もありますので、さらに信憑性は低くなります。

特定の食材が万人の症状の改善に効果があるというのは無理なことです。

これを間に受けて特定の食材を取りすぎて栄養失調状態になる場合もあることを
理解して欲しいです。

脚気様症状とは?

炭水化物(糖質)の取りすぎで起こる症状の脚気ですが、その症状は高齢者によくある症状と似ています。

*食欲不振
*倦怠感
*浮腫み
*足のしびれ
*こむら返り
*動悸
*息切れ
*手足に力が入らない
*感覚麻痺

脚気とはビタミンB1の不足から起こる上記の様な症状を言います。
夏バテの症状とも似ています。

ビタミンB1はどんな食材に多いのでしょうか?

豚肉が一番多く、玄米(米ぬか)、うなぎ、ナッツなどに含まれます。

高齢者に限らず胃腸機能が落ちていると、たんぱく質類の食べ物は胃もたれなどの
不快症状が起こり炭水化物中心の食事に偏りがちになります。

炭水化物(糖質)をエネルギーに変えるためにB1は重要な役割を果たしています。

B1を多く含む食材があまり摂れていないこと
B1を多く消費する炭水化物(糖質)を多く取りすぎること

二つの要因で脚気様症状を起こしやすくなります。

脚気は夏場に起こりやすいと言われています。

夏場は食欲も衰えがちになり、どうしても麺類など食べやすい炭水化物に偏ります。

ここで脱水症状予防のためにイオン飲料などを飲むとビタミンB1不足になりがちです。

イオン飲料の中味は果糖ブドウ糖液糖や砂糖がほとんどです。

糖類ですのでエネルギーに代謝するためにはB1が必要になります。

薬局で経口補水液が販売されていることも多いですが、
ミネラル補給のためにビタミンが失われやすくなることを忘れてはいけません。

脱水予防のためにミネラル補給を考えるのであれば他にいいものもあります。
トレースミネラル

夏バテも脚気の症状によく似ています。

【足がつる】症状はビタミンの不足を考えた方がいいでしょう。

足のむくみは?

足がつる患者さんも多くいますが、むくんでいる患者さんも多いと思います。

気になる足のむくみはたんぱく質不足からくることが多いです。

見た目が色白でぽっちゃりした感じの人はたんぱく質不足になっていることが考えられます。

胃腸機能が弱いのでどうしても炭水化物中心の食事いなりがち
たんぱく質を取らないのでアルブミンという水分量を調節するたんぱく質が
少なくなるためです。

また筋肉量も少ないので、血液やリンパ液を戻すための
ポンプ機能がうまく働いていないことも原因の一つです。

胃腸機能が低下していれば必要量のタンパク質をとっていたとしても
吸収できていないことも考えられます。

食べ物を見直す必要が出てくるでしょう。

マグネシウム不足?

マグネシウムは生体内の多くの代謝反応で必要なミネラルです。

マグネシウムが不足すると筋肉の痙攣を起こしやすくなります。

便秘がちな方はマグネシウムが不足していると考えられます。

マグネシウムは薬の影響で不足になることもあります。

抗生剤、利尿剤、胃酸抑制剤、骨粗鬆症のビスフォスフォネート製剤といった薬を服用していると
マグネシウムが排泄されやすくなったり、薬にくっついて効果を弱めたりします。

これらの薬は高齢者によく処方されるものです。

足がつる原因として薬の影響を受けている可能性もあります。

足がつるのは複雑に原因が絡んでいる!

こように【足がつる!】という一つの症状にいくつもの原因が隠れています。

芍薬甘草湯は筋肉の痙攣を抑えるという作用があるお薬です。

漢方薬だから副作用の心配がないというわけではありません。

他の薬との相互作用は無視できません。

何気なく送っている生活の中に症状を引き起こす原因は潜んでいます。

生活習慣や食生活の問診をしなければただ薬で症状を和らげることしかできません。

栄養療法を上手に取り入れて症状の根本的緩和を目指したいですね!

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