貧血の患者さんは多いですが、鉄剤を処方されている患者さんは少ないんです。

妊婦さんや、女性には比較的多く処方は見られますが、以外と男性でも貧血は多いです。

鉄剤は体にとって諸刃の刃となり、あまり飲むことをおススメしたくない薬です。

処方される場合はかなりの貧血になっているので、飲む方がいいのですが、

なかにはせっかく処方された鉄剤を効かせたくないのか!

と思わせる処方に出くわすことがあります。

鉄の吸収を妨げる薬

鉄欠乏性の貧血では鉄剤の処方は当たり前になっています。
が、副作用ばかりで貧血は改善しないことがあります。

それも男性に多くみられます。

その原因のひとつが、最近急増した処方薬の胃酸抑制剤です。

胃潰瘍の患者さんに処方される薬ですが、
逆流性食道炎では長期に服用する場合もあります。

血栓予防薬(血をサラサラに保つ薬)の副作用予防に胃酸抑制剤はセットで出されるのも一般的な使い方です。

一番驚いたのは抗生物質の副作用である胃もたれで長期にわたり胃酸抑制剤が処方されていました。

ストレスで胃に炎症起こしている患者は男性に多いです。

薬局に胃酸抑制剤を求めてやってくるお客さんの90%は男性です。

外食やお酒を飲む機会が多いことも影響して胃を荒らしやす傾向にあります。

この胃酸抑制剤は鉄を始めとして、ミネラルやビタミン、栄養素の吸収に大きく影響しています。

栄養療法を考えた時に一番とってもらいたくない薬の1つです。

鉄剤に胃もたれなどの胃腸障害の副作用があります。今回の処方は副作用予防のために胃酸抑制剤が処方されました。

鉄が奪われる!

男性の鉄不足では腸内環境の悪さも関係しています。

今、注目されてる腸内環境です。

カンジダ菌といえば女性の疾患と思われがちですが、男女問わずカンジダ菌は影響が大きいのです。

腸内にもこのカンジダ菌がいます。

カンジダ菌も鉄を必要としていますので、体に入ってきた鉄を人と奪い合います。

腸内環境の悪い場合、カンジダ菌が繁殖してたくさんの鉄を奪いとるわけです。

いくら鉄をとったとしても、結局はカンジダ菌に鉄泥棒されてしまうだけです。

まずは鉄泥棒の活動を鎮静させることが先決です。

お腹の調子悪くないから大丈夫と思っていても、水虫がある時は間違いなく腸内カンジダ菌は繁殖しているといえます。

疲れが取れないのも貧血!

鉄不足のイメージはめまいや息切れでしょうか?

鉄不足では多彩な症状が出ます。

頭痛、イライラ、疲れやすいなどいろんな症状がでます。

男性の場合、疲れが取れないことが多いのではないでしょうか?

お酒もカンジダ菌は大好物ですので、増殖を助けます。

つまりは腸内環境を悪化させてしまいます。

疲れが取れないからといって、ドリンク剤を飲むと糖類の塊かさらに腸内環境を悪化させるという負のスパイラルにはまり込みます。

この状態が進むと、今度はうつ状態などメンタルに影響が出てきます。

働き盛りの世代にはとても辛い体になってしまうわけです。

栄養も不足している

胃酸はタンパク質の消化には欠かせないものです。

もともと胃酸が多くない日本人にさらに胃酸を抑える薬を飲めば消化はより難しくなります。

消化酵素はタンパク質からできています。

胃酸や腸の消化液で、きちんと消化されなかったら、未消化の食べ物が腸内を傷つけて腸内環境を悪化させるだけでなく、消化酵素自体も作れなくなります。

すると消化できなくなるばかりか、ミネラルの吸収も悪くなり、病気ではない体の不調につながります。

細胞レベルでの栄養不足はなんとなく調子が悪いとか、落ち込みやすいとか、気合いが足りないといわれる不調として現れてきます。

それが長期に続くと、臓器のトラブルとして始めて病気の判断が下されます。

食べているから栄養不足でないとは決していいきれません。

胃酸抑制剤を飲んでいる場合、栄養吸収のことを考えて食事はとる必要があります。

胃酸抑制剤を飲んでいる時の栄養のとりかた

体の栄養や機能のことを考えると胃酸抑制剤は服用して欲しくありません。

鉄剤だけでなく、タンパク質の消化吸収にも影響しますので、他の薬の効果が落ちる可能性もあります。

胃の急に悪くなった時には必要ですが、それと同時に悪くなった原因を治療していく必要があります。

火種を残したまま消化してもまた再燃してしまうからです。

どうしても薬が必要なときには、体に吸収しやすいかたちで取る方法があります。

消化のいいかたちで取れば良いのですが、
形に惑わされない様に気を付けないといけません。

柔らかいものが全て消化にいいわけではないことです。
たとえばお豆腐

見た目がふんわりしているので消化にっ良さそうにみえますが、
たんぱく質の塊です。

胃酸が必要な食べ物です。

直ぐにつぶれるからといって消化に言い訳ではありません。

ならばプロテインドリンクなら消化が良いのかというとこれもちがいます。

プロテインが更に消化されたアミノ酸と言う形で摂るのが一番良い方法です。

消化酵素も使わないし、腸内環境が悪くても身体の栄養となってくれます。

薬の効果は栄養状態で変わる!

鉄はタンパク質が少ないと上手く体の中で働きません。

ほかの薬にも同じことが言えます。

たんぱく質不足の体では薬の効果が下がることも有ります。
効果がないとさらに薬が増えていきます。

漢方薬も同じです。
長く飲み続けないと効かないわけではなくて、体の栄養状態がわるいと
効果が出にくいのです。

薬の効果を出すためには栄養状態を改善する事が必要です。

その反対の事も言えるのですが、栄養状態が改善すれば薬が減り、
いずれは薬が必要でない体になる可能性もあります。

薬の効果に疑いを持った時には、一緒に飲んでいる薬の影響や
栄養状態を考えてみる事でしょう。

薬の相互作用が問題無くても栄養状態、体の機能低下の影響を受けている場合が
多いものです。

 

 

 

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