薬は減らせる
薬局に薬をもらいにくる患者さん達の70%くらいは不必要な薬を飲まされています。
医療費を圧迫するから薬の多剤併用を減らしましょうと言われても減らない理由は医療者と患者と両方に問題があるように思われます。
薬はどうすれば減らせるのでしょうか?
薬がなぜ増えるのか?
今の健康状態がよくないのはなぜか考えたことはありますか?
風邪をひいたり怪我をた時になぜ病気になったのか理由を考えたことはありますか?
病気になるのは原因があります。
その原因を探らないまま同じ生活を続けることでは病気は繰り返し起こってしまいます。
風邪をひく前にどんなことがありましたか?
睡眠不足
過剰なストレス
暴飲病食
体に負担をかけることはなかったでしょうか?
この時の自分の生活を振りかえってみると風邪を引いた原因はわかってくるのではないでしょうか?
風邪を引くたびに薬で何とかしようとしていませんか?
怪我をしたとき次は怪我をしないように気を付けようと、普通は思うはずですが病気となると次は気を付けようとあまり考えないようです。
そうしているうちにどんどん治りが悪く慢性化してしまいます。
それと同時に薬も増えていきます。
生活習慣病も同じ
生活習慣病になったときには薬で症状を進行しないようにすることが今の医療です。
風邪ひきと同じように生活習慣病になる前にはどんな生活をしていたのか振り返ったことはあるのでしょうか?
生活習慣病になるような生活を、ずっと薬を飲みながら続けていく。
いずれは薬でもおさえきれなくなることもあるでしょう。
今の好き勝手な生活はそのままで何とかしてほしいと病院に行くのですから
薬が増えるのは当然の結果ともいえるでしょう。
病院は薬を出すところ
西洋医学は研究も進んでいますが基本的には薬で症状をおさえるのがふつうです。
病院に行って病気の原因を聞かれたことはないでしょう。
患者側から病気の原因はなんでしょうか?と聞くことはあるでしょうが、
Dr.から病気の原因を聞かれることはまずありません。
Dr.は病気の原因についてはあまり関心を持ってはいないようで、いかに血液検査の数値を下げるかに焦点が当てらているようです。
生活習慣を改善するべきところをそのまま放置して数値だけを正常値に戻すにはたくさんの薬が必要になってくるわけです。
薬は減らすことはできますが、今の生活をそのまま維持しながらというのは難しい部分もあります。
病気は今の生活に無理があることを教えてくれてもいます。
薬を続けるのもよし、生活を考え直すのもよし。
すべては自分の人生です。