患者さんのためは自分のためならず?!
私自身の体験です。
薬の副作用については調剤薬局で話すことは難しいことがあります。
私自身は患者さんに求められれば副作用の話もします。
その結果患者さんは薬を飲まないという選択をすることもあります。
薬を使わないリスクもあるので薬以外の手当の方法はもちろん伝えます。
実行するかしないかは患者さん次第ですが…
それは薬局にとってはマイナスです。
薬が売れないからです。
患者さんにとってはよかったのか?悪かったのか?
患者さんは以前同じ薬で副作用が出たことを話してくれました。
今回も同じ副作用が起こるのではないかと心配しての相談でした。
これは調剤拒否になるのでしょうか?
患者さんを説き伏せて薬を使うことが薬剤師の責任といわれるのであれば私は責任放棄だったのかもしれません。
そうすると患者さんの薬を使うか使わないかの選択の自由はどうなるのでしょうか?
薬を使うメリットという一方的な情報だけを伝えることに抵抗があります。
伝えるのであればすべての情報…
薬を使うメリット、デメリット、薬を使わない場合の改善法
それを伝えることが医療者の仕事だと考える私は薬局の厄介者だったようです。
悩み事がある患者さんに抗鬱剤が処方されました。
薬は必要なく、悩み事を解決する方法はいくつもあることを伝えて薬を飲まないようにといったこともあります。
それは薬局では言ってはいけないことのようです。
薬を飲ませないことは、Dr.の診断にケチをつけることになるからです。
そんな薬剤師は薬局にいてはいけないとまで言われました。
こんな世界に嫌気がさした薬剤師はどんどん辞めていきます。
薬ではどうしようもないことに気が付いたDr.も増えてきています。
そんなDr.は自由診療という形で診療をしています。
本当に健康になろうとすればその辺の病院に行っても何も改善はしないという事実をもっと知ってほしいと思います。