睡眠トラブルの原因が夜間低血糖!
寝つきが悪い、睡眠の質が悪い、よく目がさめるなど睡眠のトラブルは本当に多いものです。
不眠の原因の一つに夜間低血糖があることをご存知でしょうか?
夜間低血糖は眠りの質だけでなく歯ぎしりや食いしばり、寝相の悪さや寝汗の原因にもなっています。
副腎疲労のひとにはさらに起こりやすくなっています。
糖質制限をしていて、うまく代謝ができない人にもありえることです。
夜間低血糖はなぜ起こるのか?
意外と気がついていないのが夜間低血糖です。
肥満防止のために、夜8時以降は食事をとらないほうがいいと言われていますが、
それは健康なひとの場合です。
食事からエネルギーを作り出さない時間でも血糖値は維持しないと生きていけません。
その時に使われるのが筋肉にためておいたグリコーゲンをエネルギーに変える
糖新生という仕組みです。
肝臓が悪かったり、筋肉が少ないひと、そもそもエネルギー自体うまく作れないひとは
この糖新生ができなくて血糖値の維持が難しくなります。
特に高齢者になってくるとこの糖新生がうまくできなくなってきます。
高齢者や幼い子どもは夕食時間が早いことも多いです。
夜の6時に夕食を食べて、次の日の朝8時頃に朝食をとるとなると
14時間の絶食状態になります。
この間うまく糖新生ができれば問題はありません。が、できない場合に低血糖を起こして
眠りの質を悪くしてしまいます。
夜間低血糖で起こる症状
夜間低血糖で起こる症状にはいくつかあります。
低血糖が起こると体はどんな反応をするのでしょうか?
血糖値を上げようとする反応がおきます。
血糖値を上げるホルモンを出そうとしますが、それがコルチゾールとアドレナリンです。
コルチゾール→朝これから活動するために出るホルモンです
アドレナリン→戦闘態勢に入るためのホルモンです。
どちらも体を活動させるために働くホルモンになります。
ゆっくり休息しないといけない時間帯に活動を促すホルモンが出てきますので
休めるはずがありません。
血糖値を維持するコルチゾールやアドレナリンを出すために
体がいろんな反応を起こすます。
筋肉を震わせる
体温を維持するために筋肉を震わせることをします。
エネルギーがないと体温維持も難しくなります。
筋肉を震わせるためにすることが、寝相が悪く暴れたり、歯ぎしりをしたりします。
くせではなくて低血糖が原因となっていることがあります。
この時出るホルモンは戦闘態勢のホルモンです。
体は戦闘態勢ですから夜中に目が覚めてしまうのは仕方のないことです。
寝汗をかく
アドレナリンが出るため自治つ神経のバランスが崩れます。
交感神経優位になり暑いから出る汗ではなくいわゆる冷や汗です。
緊張した時に手汗をかいたりしますがそれと同じです。
アドレナリンが出ているので戦闘状態ですので体は休まりませんし
嫌な夢をみる可能性もあります。
睡眠の質はぐっと下がってしまいます。
トイレの回数が増える
冷たいお布団では体温を上げるだけでもエネルギーを使います。
副腎疲労であれば慢性的にコルチゾールが足りてません。
そこにエネルギー不足(低血糖)が重なると少ないコルチゾールをさらに
酷使することにつながります。
お布団に入ってなかなか体が温まらないと冷えを解消するために体の水分を外に追い出そうとします。
トイレの回数も増えますし、脱水にもなりやすいです。
睡眠の質を上げるためには?
睡眠の質を上げるためにはコルチゾールやアドレナリンを出さないようにすることが大切です。
そのために夜間低血糖を防ぐ対策が重要です。
その対策とは?
*まずはきちんと食事をとりましょう!
食べないことには血糖値の維持は難しいです!
栄養としてみにつく食事をとった上で次の対策が役にたちます。
*お布団は温めておくこと!
ここで無駄なコルチゾールを使うことを防ぐためです。
ホットカーペットでも構いませんが電磁波がダメな人もいますので
布団乾燥機を使うこともオススメです。
朝起きやすいようにタイマーをセットして体を温めてから起きるのも
一つの方法です。
*寝る前に温かいスープを取る!
寝る前に糖質を少し含んだ温かいスープを飲んでおくこともオススメです。
消化の負担にならないように固形物はない方がいいです。
これから寒い季節になるので体を温める葛湯をチビチビ取るのがいいでしょう。
葛粉100%でないと意味がありませんので気をつけてください。
*漢方薬を使う!
副腎保護のための漢方薬を取るのも一つの方法です。
ここで使えるのが補中益気湯です。
温かいお湯に溶かして飲むのがベスト
甘草というコルチゾールの代わりになる成分が含まれますが
眠れなくなるのが心配であれば抑肝散加陳皮半夏を一緒に飲むといいでしょう。
甘麦大棗湯もおすすめです。
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生活を見直す!
睡眠にトラブルがある時、日常生活に問題があることが多いものです。
食事も大切ですし、嗜好品であるカフェインやアルコールを取り過ぎていないか?
アルコールは夜間低血糖を起こしやすくなります。
ですので締めのラーメンがとても食べたくなるのです。
血糖値が維持できている健康な体でない人が多くいます。
自分は大丈夫!とは思っていては危険です。
睡眠の質が悪ければ他にも病気が出てくることも考えられます。
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